自己肯定感
自己肯定感とは、何かを生み出せるから、誰かに認められるからではなく、そのままの自分で大丈夫だと思える感覚のこと。これが揺らぐと、役に立つこと、合わせること、必要とされることで、自分の価値を稼ごうとしはじめます。
自己肯定感とは、ほとんどの人が口に出さない問いへの、心の底の答えです。このままの自分で、大丈夫だろうか。答えが安定していれば、断られても崩れず、批判は痛くても壊れません。低いままだと、「大丈夫」を外から補給し続ける必要が生まれ、人からの承認がその供給源になります。
合わせすぎる人の多くは、幼い頃に価値と役立ちが結びつきました。家の中の愛情や平和が、いい子で、手のかからない子で、助けになる子でいることにかかっているように見えた。だから、必要とされることが、そばに置いてもらう代金のように感じられるようになったのです。大人になると、断ることが、残高のわからない口座からお金を引き出すことのように感じられます。
自己肯定感は、もっと頑張ることでは高まりません。高めるというより、削るのをやめることに近い。自分のニーズを正当なものとして扱う小さな練習を重ね、それでも大事な人が離れていかないことに、そのたび気づいていく。理由を用意しなくても、そこにいていい。合わせ続けるクセが覆い隠してきたのは、その一文です。
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