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時間の境界線

時間の境界線とは、自分の時間とエネルギーをどこまで差し出すかをめぐって引く線のこと。自分の時間、休息、そして「その頼みは今は入らない」と言う権利を守ります。

退勤間際に上司から頼みごとをされて、胃が沈むのを感じながら「大丈夫です」と言っている自分の声が聞こえる。あれが、時間の境界線が崩れる瞬間です。メッセージが届いた瞬間に返信すること、入る余地のない打ち合わせを受けること、自分の予定を真っ先にキャンセルするものとして扱うことも、同じです。

合わせすぎる人は、自分の時間に値段をつけません。相手の「急ぎ」は自分の予定より大きく聞こえるので、夜も、休日も、空いているはずの時間も、自分で選ぶ前に使われてしまう。その代金は後から、モヤモヤとして届きます。選ばずに差し出した時間の、静かな請求書です。

時間の境界線は、一文で足ります。今日は難しいですが、金曜までならできます。今週末は都合がつきません。予定を確認して、あらためてお返事します。頼まれてから答えるまでの間に、境界線は生きています。そして、その間を取ることは許されているのです。

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解説記事を読む境界線(バウンダリー)の種類:どの線が、何を守っているのか

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