DARVO(ダーヴォ)
DARVO(ダーヴォ)とは、Deny(否認)、Attack(攻撃)、Reverse Victim and Offender(被害者と加害者の逆転)の頭文字です。指摘された側が使う応じ方の一つで、事実を否認し、指摘した人を攻撃し、立場を裏返して、自分が傷つけられた側、相手が加害者ということにしてしまいます。
傷ついたことをやっと口にしたのに、1分後には自分が謝っている。それがDARVOの働きです。まず否認が来ます。そんなことはなかった、考えすぎだ。次に攻撃。気にしすぎだ、いつもそうやって、そっちだってあのとき。そして、本当のダメージを生む逆転が来ます。相手は「言いがかりをつけられた被害者」になり、こちらが攻撃した側に配役されるのです。
これが効くのは、人に合わせてきた人のいちばん柔らかい場所を突いてくるからです。責任を引き受け、その場を丸くおさめ、そもそも口に出す資格があったのかと自分を疑う準備が、もともとできてしまっている。役割が裏返った瞬間、相手を慰めて非を引き受けようとする迎合の反射が駆けつけ、最初の傷は謝罪の中に溶けて消えます。否認は自分の記憶を疑わせるので、ガスライティングと重なることもよくあります。
踏みとどまるのに、議論に勝つ必要はありません。より確かな一手は、パターンをその場で見抜いて、線路の切り替えに乗らないことです。「その話ではなくて、起きたことの話をしています」。自分の論点を保ったまま、あるいは何も証明せずに、その場を離れてもかまいません。記憶が鮮明なうちに出来事を書き留めておくと、逆転が記憶を書き換えようとするときにも、自分の側の記録を保てます。
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DARVOとは何の略ですか?
Deny(否認)、Attack(攻撃)、Reverse Victim and Offender(被害者と加害者の逆転)の頭文字です。指摘を受けた人が、事実を否認し、指摘した人を攻撃し、立場を裏返して自分こそ被害者だと見せる応じ方を指します。
なぜDARVOは、人に合わせるタイプの人に効いてしまうのですか?
責任を引き受けて場を丸くおさめる準備が、もともとできてしまっているからです。立場が裏返ると、相手を慰めて非をかぶろうとする反射が働き、最初に受けた傷は自分の謝罪の下に埋もれてしまいます。
DARVOにはどう対処すればいいですか?
議論に勝つ必要はありません。パターンに気づいたら、話題の切り替えに乗らないことです。たとえば「その話ではなく、起きたことの話をしています」。出来事を書き留めておくと、逆転に記憶を書き換えられそうになったときの支えになります。
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参考文献
- ジェニファー・フレイド(1997年):裏切りトラウマとDARVO反応についての研究。
最終更新 2026-07-10
